その方は、自称”マーケティングのことならおまかせ”さん、かな?
ちょっと、表現がイジワルなのは、私の気持ちの表れなのでご容赦くださりませ。
その方いわく、
「花なんて、無農薬だろうがなんだろうが、そんなのはアンタがこだわっとるだけで、
マーケットは、安くて長持ちする花のほうがええんだ!
そんなもん、アンタ、買ってすぐに”ちゅんたろう”(萎れるということらしい)
になる花じゃ、しょーがないがや!
無農薬よりも、長持ちする花のほうがええ!
アンタ、なんにも、マーケットのことわかっとらん。」
挙句の果てには、
「どうせ無農薬するなら、花じゃなくて、野菜のほうがいいんじゃないの?」
とも。。。
うん、そうかもしれません。
紹介者の手前、その場で喧嘩してくることもできず、
悔しい気持ちで帰路についたのですが、
よく考えると、こういう意見もありがたいです。
。。。で、考えたんです。
マーケットの言うことを聞いてきたから、
現状がこんなになってしまった。
形の良い花、長持ちする花、に品種改良してきた結果、
農薬を使わなければ栽培できないような品種になってしまった。
さらには、その花たちに
知りたくもない成分の入っている延命剤を吸わせてむりやり延命させる。
今の、人間みたいになっちゃってるじゃないの。
でも、これは今すぐには変えられない。
花は、野菜と用途が違うから。。。
花は、安くて高く見えるものの方がマーケットには受け入れられるし、
無農薬で、季節に合った自然な大きさの花より、化学肥料と、
重油を使った温度調節でむりやり大きくなった花のほうが
迫力あるようにみえるもんね。
でも、そんなマーケットの要望なんかまったく気にかけなく
自分の仕事を追及している生産者さんたちがいる。
これを作ったら売れるから、とか、そんなこと考えてない。
ただ、自分の花を追求しているだけ。
そして、そのことが、いつか私たちのマーケットを作り出していく。
”ちゅんたろう”発言で私が気づかせていただいたのは、
私は、
「架け橋になりたい!」
と、いうこと。
ある意味、イッちゃってる(^^!)生産者さんたちと、
マーケットをつなげる架け橋。
受け入れられやすい形にして、
お花もオーガニックが当たり前の時代を作る。
だから、このところの私は
オーガニックの花じゃなきゃできない商品を模索しております。
その商品が この世に産み落とされるのが必要だったから、
私が母体に選ばれたような気すらする。
それは、自らのお産の時に感じてたあの感覚に近いかな。
出さなきゃ終わらない仕事なら、必ず生まれる。
9年前に、初めて痛みと向き合ったあの瞬間を思い出して、
あたしゃ、やるよ~!



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